プライベート・スカイ

──佳依が
私の話しを聞いてくれて、多少なりとも素直になってくれるのだと思っていた。

一緒に自首して、やり直す事を選択してくれたのだと思ってた。

だから余計、悔しかった。

貴方がまだ──何か企んでいたこと。

「ウソじゃないさ。言ってなかっただけ。お前が勝手にそう思い込んでただけじゃん」

「そんな…じゃ…何の為に一緒に来たの?こんな事なら連れてくるんじゃなかった!」

「俺に言われてもなーレイナが強引に連れて来たんだし」

なんなの?
この人は何がしたいの?
全然わかんない…

「いい加減にしてくれない!?佳依、レイナ!説明しろって言ってんだよ!」

私達のやり取りを遮って、透依が苛立ちながら怒鳴った。

こんな状況でも佳依は自信ありげな笑みを見せる。

「'SweetPain'って知ってるよな?」

「ニュースでも聞いたし、レイナからも聞いた。ドラッグだろ?それで?」

「それを作ってたのはウチの会社の、関連の研究所なんだ。ちょうど大学の同級生が勤めてて大量生産するにはいい場所だったよ」

「お前が首謀者ってこと?」

「販売はね。このドラッグを作ったのは誰だと思う?

高校の同級生と成田美夜だよ」