プライベート・スカイ

「はぁ!?」

佳依はバカにしたような顔で私を見た。
殴られて、左の頬が腫れてジンジンと痛む。

'殴られて頭おかしくなった?'って顔で佳依は私を見ていた。

「私を好きになって」

「バカじゃねーの?!お前なんか好きじゃなかったって言ったばかりだぜ?」

「今から好きになって」

「ならねーよ!第一お前は俺を恨んでるし、お前は透依が好きなんだろ?」

「それでも好きになって!私…私なら貴方を裏切らない」

「どうだか。そうやって油断させて思い切り裏切るつもりだろ?」

「そんな事しないわ!だから私を信用して。一緒に透依の所に戻るのよ」

「は?なんでだよ!?アイツに用なんかない」

「言いたい事あるなら直接言えばいいじゃない!」

「言いたくない!」

「だからって、透依を陥れるような事は許さないわ!
──ねぇ、私は佳依を裏切らない。透依と話しをしたら一緒に自首して、人生リセットさせようよ!」

「…いやだ!」

佳依はハンドルにおでこを付けて、私の要求を拒んだ。

「そうしなきゃ、私の為にも佳依の為にもならないわ!こんな事、もう止めようよ…」

じゃないと
きっと後悔する…

私よりも、佳依が。