プライベート・スカイ

オレも慣れた手つきで彼女の片方の胸の先を刺激しながら、同時に残りの方も舌で転がす。

唾液を垂らして、さらに吸い上げる。

レイナはオレの頭をクシャクシャにしてヨがっていた。

下だって、十分過ぎるくらいに濡れている。オレはいくつかのポイントを刺激しながら、彼女が好きそうな場所を探していた。

「んっ、んん…っ…やぁっ…」

声をガマンしながら、オレにしがみつく彼女。

さらにその腕の力は強くなり…








やがて声を押し殺して泣いていた。



──あまりの気持ち良さでレイナは泣いたわけじゃなかった。

オレも指を抜き、少し起き上がった。

レイナは泣き顔を見られたくないとばかりに顔を腕で隠した。

「…見ないで」

「やっぱりオレとヤるの嫌なんじゃん」

「ゴメン、違うの…」

「じゃさっきの男の顔でもチラついた？罪悪感でもわいてきた？」

「…ゴメン…何でもないの…続きしよ？」

オレはイヤミのようにわざと思いきりため息をついてみせた。

「泣いてる女となんかヤれねーよ。思いっきり気持ちが萎えた」

「ゴメン…ゴメンね」

彼女が泣く理由がわからない。

レイナはオレの隣で泣きじゃくっていた。