「しかも、死んだ相手が悪いよ。一般人ならともかく、業界じゃ名前が知れてる家じゃんか」
「そうなの?会社経営してる人の娘ってニュースでは言ってたけど…大きな会社だったんだ?」
だからニュースになってたのかな?
そんな人が青山さんの元カノだったなんて、なんかピンとこないな…
「結構デカい会社だよ。
佳依んち程じゃないけど、それなりに資産のある家だから、兄貴の方とは結婚前提の付き合いだったみたいな話しを聞いた事あるけど」
「はっ…?青山さんちって金持ちなの!?」
「そうだよ。ビックリするくらいデカい家だよ。お前、葬式行ったんじゃなかったか?」
「…気づかなかった」
「バーカ!」
確かにお葬式は人がたくさんいた。ちょっと大きいかなとは思ったけど、誰も教えてくれなかったし…
「ねぇ、じゃなんでドラッグなんか売ってんの?金持ちならそんなの必要ないんじゃないの?」
「俺は金が欲しいからだけどな」
「──佳依は子供だからよ」
しばらく黙っていたレイナちゃんがアズマの代わりに答えた。
「何もかも手に入れたいから、あの人はこんな事してるのよ。でもね、成田美夜が死ななくてもいずれ私達は目を付けられたわ」
「そうなの?会社経営してる人の娘ってニュースでは言ってたけど…大きな会社だったんだ?」
だからニュースになってたのかな?
そんな人が青山さんの元カノだったなんて、なんかピンとこないな…
「結構デカい会社だよ。
佳依んち程じゃないけど、それなりに資産のある家だから、兄貴の方とは結婚前提の付き合いだったみたいな話しを聞いた事あるけど」
「はっ…?青山さんちって金持ちなの!?」
「そうだよ。ビックリするくらいデカい家だよ。お前、葬式行ったんじゃなかったか?」
「…気づかなかった」
「バーカ!」
確かにお葬式は人がたくさんいた。ちょっと大きいかなとは思ったけど、誰も教えてくれなかったし…
「ねぇ、じゃなんでドラッグなんか売ってんの?金持ちならそんなの必要ないんじゃないの?」
「俺は金が欲しいからだけどな」
「──佳依は子供だからよ」
しばらく黙っていたレイナちゃんがアズマの代わりに答えた。
「何もかも手に入れたいから、あの人はこんな事してるのよ。でもね、成田美夜が死ななくてもいずれ私達は目を付けられたわ」


