プライベート・スカイ

一緒に居たいのに、居られない。
一緒に居ない方が傷つかない事を知ってる。

発作が起きそうで、怖くて私は透依を突き離した。

「もう帰ってくれるかな?薬が効いてきたせいで眠いの」

「レイナが眠るまで隣に居るよ」

「一人で平気よ。薬で眠るんだから、ちゃんと眠れるし。だから帰って仕事して」

「でも」

「早く帰った方がいいって、私、透依の為に言ってんのよ?!早く帰って!」

自分にイライラして、八つ当たりするように透依に強く言った。

それでも私を抱きしめてくれたら…きっと泣けるのに、って思いながら

自分の思ってる気持ちは上手く表現できないジレンマ。

透依はため息をつき、半ば怒った顔で言った。

「──分かった。帰るよ。お前がどうしてほしいのか、オレ全然分かんないよ…」



胸がズキズキした。



「じゃあな。また連絡するから」

透依はあっさりと病室から出ていってしまった。


…行かないで

こんなの嘘だよ

ずっと一緒に居て

寂しいんだもん

透依が心配だから
新しい彼女に捕られたくないから

こっちに帰ってきて

私の全てを受け止めて

結婚して…

ねぇ、透依

私のこと
好きだよね?