プライベート・スカイ

私、全然ダイジョウブじゃない。なのに、強がるなんてバカよね。

だけど言えないの。

だからお願い。私の手首の傷じゃなく、私の心の傷に気づいて。

気づいてよ、透依…


「レイナがそう言うなら…大丈夫か…。オレ本当に心配したんだぜ?仕事が休めない状況だったから遅くなっちゃったけど…」

ホント?
雨峰ちゃんからの連絡は、もうずっと前にいってたんじゃない?

私が心配なら、すぐに来てくれるわよね?

もう新しい彼女が居るならさ…別れてあげようか?

傷に見え隠れして、臆病な『私』が顔を見せる。…言えるわけないのに。

私は彼の顔を見れずに何度も言った。




『ダイジョウブ…』って。




「明日退院ならオレ迎えに来るから、2~3日一緒に居ようよ」

「仕事忙しいんでしょ?無理することないよ。まだ九州行きの飛行機ある時間でしょう」

「いや、だけど…」

「今の仕事は大変だけど大事だって、この前言ってたし頑張った方がいいんじゃない?」

「オレ…お前と一緒に居たいんだ…」

透依が乞うように言った。
そう言ってくれる事がスゴく嬉しい。

だけど、これ以上傷つくのが嫌で
透依に甘える事はできなかった。