プライベート・スカイ




翌日は台風一過で、太陽の日差しが眩しい晴天。

夏が終わって、海の家での一仕事を終えたアズマは、また地下に潜る生活を始めた。

基本的に夜型なのね~朝弱いしー

だからあたしの仕事(手伝い)もしばらく休みとなった。

…警戒されてるのかもしれない。

この前、お客に対して説教するような真似しちゃったから。

毎日アズマとはメールしてる。多分30通くらいはやり取りしてる。

だから離れる事はないと思うけど…その事があるから仕事的な事はしばらくないと思った。

だったら、あたしはあたしの出来る事をするまでだ!

アズマにくっついてたおかげで、彼の売買エリアはなんとなく分かった。

彼の顧客は、セレブ系が多かったけど
中には高校生も居るようだったから…

高校生達が学校終わって、街で遊びだす時間から
あたしの夜の仕事が始まるまでの間に、SweetPainを使用したことのある子を探しだそうって思った。

…あたしだって、制服着ればまだ現役でイケる歳だもん。

実際に歳も近いンだしさ~

話しかけやすいし、見つけやすいだろうって思ったの。

そんなわけで、高校ん時の制服を引っ張り出し
それを着てあたしは街に出た。