プライベート・スカイ

アズマは立ち上がってケータイや車の鍵をデニムのポケットに突っ込んでいた。

あたしもベッドから起き上がって髪型や服を整える。

「…ねぇ、アズマ。エッチするためにホテルに来たんじゃなかったの?」

ついでに日焼けした背中とかに薬を塗ってもらおうと思って、薬持参で来たんだけど。

アズマはあたしに何にもしなかったから不思議に思った。

だけどアズマは財布からお金を取り出し、ドアの横にあった清算機でホテル代を清算していた。

「なに、お前したかったの?なら言えよ。抱いてやったのに」

「別にっ!したいわけちゃうし!ってか、そうだよね~あたしとしたいって思わないもんね」

「うん。もっといい女抱くし」

「バーカ!エロガキ!どうせあたしは黒くて貧相で抱く気にもならない女ですよーだ!」

あまりにもハッキリ言うアズマに、ちょっとムカついた。

卑屈になって、怒って文句を言ってると、アズマはあたしにキスした。

「…たまに抱いてやっから。俺が他の女、抱くからってヤキモチ妬くなよ?」

「誰が!!」

「ハハハ」



…どうして
分かったの?

あたし、アズマが抱きたいって思うような女に

ヤキモチ妬いてる

みたい…