プライベート・スカイ

席に戻ると、私は彼女に目で話しかけた。

'ありました'

'そう'

お互いの目的は分かってるのだから、多分合ってる。

「私そろそろ出ますから」

仕事も終わった事だし、私はバッグを持って立ち上がると彼女は言った。

「悪かったわね。次は相席にはならないと思うわ。もう少し時間ずらす事にしたの。この時間混むんですもの」

「…そうですね、私もそうします。じゃ」

頭を軽く下げて私は店を出た。

オバ様も上手く薬を取りに行くだろう。私は大した心配もなく、帰る途中で佳依にメールした。

『無事に終わったわ』

『ご苦労さま。頑張ったね』

佳依にしては気遣いのあるメールに、昼間のキスの事を思い出した。

…嫌だ。思い出しただけでドキドキ…ちょっとだけしちゃう。

忘れたかったから、私は透依にメールした。

『会いたいの』

って。

透依に抱いてもらって佳依の事は忘れたい。

どうかしちゃってる自分を落ち着かせたい。

夜の仕事が終わって、家に帰る途中で透依と待ち合わせをして

家に入るとすぐに私は彼に抱きついた。

強く強く。

「レイナ…?」

「お願い、抱いて。激しく、私をメチャメチャにして」