プライベート・スカイ

強引に私を犯す佳依。

今日は逆らえない…
彼の気が変わるのが怖いから。
せっかく仕事回してもらえそうなんだもの。

ガマンするしかない…


ゴメン  透依。

どれほど性的な刺激を受けても、何も感じないから。
貴方とのSexだけよ、身体も魂も感覚の全てに愛を感じるのは…

見えるはずのない空を見つめてるうちに、佳依との行為は全て終わる。








「男が居ないってウソだろ、レイナ」

耳元で囁く彼の声と言葉に、ゾクッと背筋が凍りついた。

嘘が…バレてる…

なんで?
もしかしてキスマークとか…あったのかな?

ドキドキしながら、それでもまだ何とかごまかせるんじゃないかと思った。

「な、なに言ってんのよ?いきなり…」

「だぁーって、枕の下にこんなのがあんだもん」

佳依が笑いながら見せたのは、枕の下にあったというゴムの袋だった。

「え…っ」

「まさか、何週間もこんなトコにあるの気づかないわけじゃないよな」

この前、透依が使ったのを覚えている。

その時のだ…

だけど認めてはダメ。彼の機嫌を損ねるような真似は出来ない。

「ヤダ、それ何週間も前のよ!アズマと最後にした時のじゃない?」