プライベート・スカイ

アマゾンはあれで勘のいい女みたいだし、やっぱいい奴だよなーって思った。

電話を切って、オレはまたレイナを抱きしめた。

「なぁ…」

「なぁに?」

「オレ、今スゴくレイナを抱きたいんだけど…いい?」

どーでもいい女なら、そんな事聞かずにベッドに入るさ。

でも、レイナには慎重だ。大切にしたいからちゃんと聞いた。

レイナは嬉しそうに笑って答えた。

「いいよ」

オレは彼女をお姫様抱っこでベッドまで連れていき、静かに降ろした。

同時にキスをする。

レイナの腕が、オレの身体を離さない。

唇へのキス。それから耳たぶを甘く噛む。
首筋に唇を這わせ、身に纏うものを全て脱がせていった。

色白でスラリとしたレイナの身体はとてもキレイで

ずっと自分のものにしたいと思った。

「キスマーク・つけてもいいよね」

「見えないトコなら…」

「これはオレのものだっていう印しだよ」

──独占欲──

レイナはオレの女なんだから。

誰にも渡さない。

オレは彼女の胸の間、深い所に印しを刻んだ。

白い肌に濃くハッキリとした紅い印し。

レイナは嬉しそうにそれを見ていた。