そのまましばらくトイレでこっそり泣いて、何もなかったような顔をして部屋に戻った。
「透依…大丈夫…?」
「ん…悪いな。大丈夫だから」
「薬飲む?そうよ、今日は泊まってもいい日でしょう?一晩しっかり寝てるといいわよ」
オレを引き止めるのに必死な美夜。その為の理由を探していた。
「いや…もう泊まれないから。悪いけど帰る」
「ダメ!!行かないで!お願い、じゃないと私…今夜は自分でも何をするか分からない…!」
それは狂言なのかもしれない…
だけど本当に死なれでもしたら、どうする?
…とりあえず、今すぐに帰るのはいい事ではないと思った。
仕方ない…
彼女を説得する為にも少しココに居る必要はある。
オレはまたソファの端に座った。
「少し落ち着くまで居るよ」
「うん」
美夜は嬉しそうだった。だけど気持ちに応えてはあげられない。
でも少しだけ一緒に居て、話しをする事は彼女に対しての償いのようにも思えた。
美夜はまたオレに寄り添いたかったらしいが、オレはそれを拒否した。
可哀想だったけど…しょうがないんだと自分に言い聞かせて。
それからオレは一晩かけて、美夜と話し合った。
「透依…大丈夫…?」
「ん…悪いな。大丈夫だから」
「薬飲む?そうよ、今日は泊まってもいい日でしょう?一晩しっかり寝てるといいわよ」
オレを引き止めるのに必死な美夜。その為の理由を探していた。
「いや…もう泊まれないから。悪いけど帰る」
「ダメ!!行かないで!お願い、じゃないと私…今夜は自分でも何をするか分からない…!」
それは狂言なのかもしれない…
だけど本当に死なれでもしたら、どうする?
…とりあえず、今すぐに帰るのはいい事ではないと思った。
仕方ない…
彼女を説得する為にも少しココに居る必要はある。
オレはまたソファの端に座った。
「少し落ち着くまで居るよ」
「うん」
美夜は嬉しそうだった。だけど気持ちに応えてはあげられない。
でも少しだけ一緒に居て、話しをする事は彼女に対しての償いのようにも思えた。
美夜はまたオレに寄り添いたかったらしいが、オレはそれを拒否した。
可哀想だったけど…しょうがないんだと自分に言い聞かせて。
それからオレは一晩かけて、美夜と話し合った。


