「ったく。ふざけんじゃないわよ。」 おばあさんは木の切り株に座っていました。 「なによ。かっこいいこと言っといて森の道がわかんないで迷子になるとか!」 「しょうがないだろ?犬は家庭の生き物なんだからよ。」 犬の言葉におばあさんはぶーっと口を尖らせました。 「そんなんただの言い訳よ。それにしてもこんなことで本当に助けがくるのかしら…。」 犬とおばあさんは煙を使って助けを待っていたのでした。