「あ、」 誰が言ったのか、一同はそちらを向き、声を発した主の視線をたどりました。 その先には、 「……」 ムクリと起き上がり座っている船長がいました。 その頭には箱がかぶったままで、なんとも間抜けです。 「覚めたか…?」 覚醒しているのか箱で表情が判りません。 「―お…」 「?」 「…同じじゃねぇか!!コンチクショー!!」 「!?」