ミッシェルがそれでも一生懸命前へ前へと進んでいたその時。 「…う?」 ミッシェルの頭上を大きな影が覆いました。 「う…わぁ…」 見上げると、そこにいたのは大きな鷲でした。 その鷲はミッシェルを軽々とくわえ上げ、 「うっひゃー…!」 大空へと飛び立ちました。 「こ…これって喜んでいいのかなー?悪いのかなー…??」 「あらー!鷲ってカメ食べるのかしらー?」 女神の苦笑混じりの呟きをかすかに聞きながら、ミッシェルはこうなったらやるしかない、と覚悟を決めたのでした。