つつつ…とお頭は男の方へ行き、 「お前、この状況どうしてくれるんだよ」 と、悪態をつきました。 「想定外でした…」 あなたこそ!と反論しようと見上げれば、 「…」 お頭はギャーギャー騒いでいる外から来た異質な人間達を、ぼーっと眺めていました。 「―なぁ、お前達は何しに来たんだ?」 誰にでも聞こえる様に大きな声でお頭は言いました。 「あなたには関係な…」 男が見たお頭の顔からは疲れと嫌気の色が見えました。