「うーむ、上等な湯呑みも欲しいのぉ。せっかくのハイキングなんじゃから…」 息を切らしながらも、前へ突き進んで行きます。 「あっ、お父様そっちじゃなくて…」 桃子はおじいさんの後をこっそり付いて来た様です。 「迷ってはいけないから…」 桃子は砕いたせんべいを来た道へ落として行きました。