「―ぎゃあ!?」



とっさに鬼は草むらから飛び出してきた物体を避けました。



そして恐る恐るそれを見て、



「何だ、このジジイ?村人にこんな奴いたっけ…?」



「…あ、ジジイ何してんだよ!」



「お…おじいさん…」



「ば…ばあさん…」



二人は深く見つめ合いました。