「おーい!お前等何やってんだ?」



遥か向こうから大きく腕を振りながら呼ぶ声が。



「―お前こそ何やってんだよ」



先輩が寝てしまって、困惑していた3人の鬼の所へ新たに4人の鬼達が近付いてきました。



「勿論、俺達は例の男を探してたんだよ」



「お前等は何油売ってんだよ」



「はぁ!?油なんか売ってねぇし!」



何だか危ない雰囲気です。



「この状況に何か疑問を感じないのか!!」



ビシッと一人の鬼はお頭を指差しました。



「―…よし。俺達も寝るか」



「何故そうなる!?」



当たり前の様に寝ようとする一人の鬼の後ろで一人の鬼がうなだれていました。