『…入ります』 少年は部屋の中に一歩足を踏み入れました。 『あぁ…こちらへ』 『あの…話とは……まさか』 『うむ…』 男は少年の怯えと期待の入り混じったような目を見つめ、言い淀むように小さく呟きました。 そして、 『両親の…ことでしょうか』 少年の放ったその言葉に、男ははっとした表情を浮かべました。