「…何か、眠くなってきた」 「うん…」 「さっきから、うんしか言ってないぞ」 「うん…」 「…俺達も…寝るか?」 「うん…」 2人組の下っぱの鬼の片割れは、返事する気のない相方を気遣い、その場の人達と同じ様にする事を提案しました。 墓の前に計6体の者が寝転がります。 その6体からごく自然に寝息が上がりました。 まるで不協和音です。