それからどの位時間が経ったでしょうか。 誰一人として動こうとしません。 男が動くのを待っているかの様でした。 すると男が手を合わせました。 それに続いて残りの者達も手を合わせていきました。 やはり男の表情は窺えません。 「―何を考えてたんだ?」 島の表側へ戻る為歩いていると兄にそう声を掛けられました。 「―…挨拶と何か色々です」 「言っちまえばいいのに、気持ち悪ぃ奴だな」 「…」 「…黙るなよっ!!」 男と兄はどつき合いながら歩きました。