「(―はっ…だから鞄の中に桃印の鉢巻きと旗があったのか…?)」



鬼は男の方を改めて見ました。



「―…ふふっ…」



「な、何が可笑しいんだ!?」



鬼の頭らしい者が突然笑いだした男に一歩引きながら聞きました。



「ふっ…」