「何か、疲れてきません?」 「(この人直ぐ疲れるな…)そうですね」 「歩くのたるくなってきますね〜」 男には鬼が疲れている様には見えませんでしたが、 「いかだでも作りましょうか」 と提案してみました。 「わー!それはいいですね!後が楽そう!」 「(この人は…)」 キラキラと目を輝かせる鬼に男は何も言えませんでした。