「うん?聞こえないなぁ〜。」 犬は面白そうに笑いながら、おばあさんの顔を覗き込みました。 「だからわたしもおじいさんのことが好きだって言ってんでしょ!?」 おばあさんはついに大声で叫びました。 「…ほほぅ。」 犬はその勢いの良さに感心し、 「…!!!」 猿は焦りを顔に浮かべ、毛を掻き毟りました。 −その時です。