猿がまだまだ起きそうにないので、おじいさんと王様はのほほんとお菓子タイムを続行します。 「のぅ王様、その煎餅をちょっと分けてくれんかね…」 「だめじゃーっ!これはわしの…」 「このケーキと交換でどうじゃ!?悪い話じゃないと思うぞー…」 「うむぅ…だめじゃ…この煎餅は…」 ぶつぶつ呟きながらも、王様の視線は美味しそうなケーキに釘付けです。 「…そうじゃ!」 王様は突然顔をぱぁっ、と輝かせて叫びました。