一筋縄では逝かせない★




「…おぅっぷ!」



犬はちょっと驚いて口を塞ぎました。



おばあさんが立ち上がり、猿が吉備団子を咀嚼するのを待って、犬は改めて口を開きました。



「…んで何なわけ?あ、二人ともあのジジイのことが好きなんだ!?」



「…」



犬の言葉は遠慮がありません。



おばあさんと猿はしばらく絶句しました。