「チョーウマイ桃って事ですよ」 気を失ったふりが耐えられなくなったキジが言いました。 「なーるほど!」 「で、何だって…桃?」 猿は同じ事を繰り返しました。 「そう、ジジイがくれたんだよ。居なくなったばあさんを思い出すからって。」 犬は吉備団子をむさぼりながら話しました。 「老後の独り身は辛かろうに…」 「え?独りじゃなかったぜ?」