「(こやつらは何を訳の判らん事をぐだぐだ話しとるんじゃ?)」 王様は悪いと思いながらも話を盗み聞きしました。 「(…やっぱり、さっぱり判らん。けど困っとるのは確かじゃな。よし!)」 王様は意を決すると、立ち上がり、 「水を差す様で悪いが…」 と30cm程の黒い箱を皆の前に差し出しました。 そして赤い紐をゆっくりとほどき箱を開けました。 「何だ、空じゃねぇか」 と発する犬の頭を、 「失礼するぞ」 と箱の中に押し込みました。