キジは恐怖の形相を浮かべ、飛び立とうとしました。 「…とぅっ!」 おばあさんと猿はキジの足をむんずと引っ掴みました。 そして… キジは2人(?)分の重みに耐えられずに地面に墜落し、 「お願いです…この吉備団子をあげますからどうか速やかにわたしの視界から姿を消してくださいませ…」 とジェスチャーで訴えました。 「…何??『子分にしてくれ』?」 あっぱれ超好意的解釈。 素晴らしき我田引水思考。 自分の決死の主張が通じなかったことを悟ったキジは、ショックで気を失いました。