「な…ジジイと猿…それから…鬼っっ!?」 犬は思わず絶叫しながら立ち上がりました。 「ケーキじゃあー!」 「お腹空きましたー!」 「…」 猿はケーキに向かってわき目もふらず一心に駆け寄っていく2人にちらりと視線を送り、手に負えねぇ、と表情で雄弁に語ると、犬に向かって苦笑いしながらひょい、と片手を挙げました。 「お互い苦労したんだな…」 犬はそんな猿の様子を見て、不覚にもじんとしてしまいました。 桃子はまだ目を覚ましません。