「どうして美咲とリョウがキスしてたの?」 怒鳴り声に近い大きな声で言った。 美咲がいつもの明るい表情を変えて、女の顔になる。 「付き合ってるからだよ」 嬉しそうにリョウの腕に自分の腕を絡ませた。 リョウは固まってその行為を受けている。 何故だろう…? さっきまで悲しかったのに、凄く腹が立ってきた。 「リョウに話したい事がある」 「何?」 美咲が聞いてきた。 話したいのはリョウなのに。