「一限の体育は体育館でバスケットボールをしますと連絡がありました。朝礼はこれで終わります。解散」 それぞれが友達と体操着を持って教室を出て行く。 「羽美。行こう?」 「うん」 鞄から体操着を取り出して立ち上がろうとした。 急に目の前の景色が歪んで、立っていられなくなった。 「う…み…」 美咲の声が遠くで聞こえる。 気持ち…悪い… 目の前が急に白くなって意識が無くなった。