青い絆

「モテ男…羨ましいなぁ」

吉田が俺の肩に顎を乗せてきた。

「モテてないから」
「モテてますから。お前、顔がかっこいいって事自覚してる?」
「かっこよくないだろう」
「自覚してないな…」
「アップするぞ」

吉田の顎を退けてお守りをポケットにいれ、校庭に向かった。