「花音、なんだか嬉しそうね?」
薄紫色の着物を着た母が娘の顔を見て聞く。
「わかる?ママ」
「気持ち悪いくらいににこにこしていれば誰にでもわかるわよ」
「ママ、好きな人が出来たの」
友達のような母には隠し事はしない。
「あら?どんな子?同級生?それとも違う学校?」
「はずれっ」
「じゃあ、どこで?」
きれいな娘だから告白される事もしばしばある。
それをきちんと話してくれるのも嬉しい母だ。
花音いわく、自分から好きになった人でないと絶対に付き合いたくないそうなのだ。
それで良いのかと母は思ったが、まだ娘は18歳。
娘を大事にしてくれる人と出会って欲しい。
薄紫色の着物を着た母が娘の顔を見て聞く。
「わかる?ママ」
「気持ち悪いくらいににこにこしていれば誰にでもわかるわよ」
「ママ、好きな人が出来たの」
友達のような母には隠し事はしない。
「あら?どんな子?同級生?それとも違う学校?」
「はずれっ」
「じゃあ、どこで?」
きれいな娘だから告白される事もしばしばある。
それをきちんと話してくれるのも嬉しい母だ。
花音いわく、自分から好きになった人でないと絶対に付き合いたくないそうなのだ。
それで良いのかと母は思ったが、まだ娘は18歳。
娘を大事にしてくれる人と出会って欲しい。