でも小夜子の中の悪魔は「良かったね?」と語りかける。



そして小夜子の中の天使は「早く話して誤解を解きなさい」と怒っている。



呆然としているとカイトが小夜子の左手を持ち上げて指輪をはめようとしていた。




『いらないと言いなさい!』



『いいのよ これで すぐにカイトの心を取り戻し貴方は幸せになれる』



小夜子の心は葛藤していた。






「・・・カイト・・・すごくきれい・・・ありがとう・・・」


指にはめられたダイヤモンドの指輪を見て笑顔になった小夜子は言っていた。