「君の学校は寄り道OK?」


「え~っと・・・はい」


「お茶を飲まないかい?」


カイトに誘われて花音は頷くと店の中へ入った。



カイトも店の中へ入って来た。


店の中は暖かくカイトはダウンジャケットを脱ぎイスの背にかける。



その所作を立ったままぼんやり見ていた花音はカイトに「座って」と言われて慌てて座った。



「今は髪を結んでいるんだね」


今日の花音は耳の脇からみつあみにしていた。