* * * * * *
花音は西園寺邸の門をカイトの運転する車でくぐった途端、圧倒された。
迎賓館を思わせる門、屋敷へと続く道、周りは緑ばかりで花音は戸惑うばかりだ。
「カイトさん・・・ここって日本じゃないみたい」
助手席でキョロキョロと周りを見渡す花音。
――やだ、手に汗かいてきちゃった。
暖房がきいているとは言え、真冬なのだが。
「俺も最初にそう思ったよ」
花音の驚きを横目にカイトは微笑んだ。
「いらっしゃいませ カイト様、お嬢様」
グレーのスーツを着た牧原がエントランスまでカイトと花音を出迎えた。
花音は西園寺邸の門をカイトの運転する車でくぐった途端、圧倒された。
迎賓館を思わせる門、屋敷へと続く道、周りは緑ばかりで花音は戸惑うばかりだ。
「カイトさん・・・ここって日本じゃないみたい」
助手席でキョロキョロと周りを見渡す花音。
――やだ、手に汗かいてきちゃった。
暖房がきいているとは言え、真冬なのだが。
「俺も最初にそう思ったよ」
花音の驚きを横目にカイトは微笑んだ。
「いらっしゃいませ カイト様、お嬢様」
グレーのスーツを着た牧原がエントランスまでカイトと花音を出迎えた。