「花音ちゃんは強そうだね?」


「普通だと思います」


普通と言うか、高校生だが母親のおかげでワインならたくさん飲んでも酔わない位飲める。



「不思議に思ったことがあるんですけど?」



ここへ来る女の子はどちらかと言うと里衣子のような話し方が多い。



だが、花音の話し方はどこかよそよそしくてカイトは興味を惹かれた。



出会った瞬間から花音に興味を覚えてはいたのだが。



「なに?不思議に思ったことって?」



「レイジさんよりカイトさんの方が素敵だと思うんですけど、どうしてナンバー1じゃないんですか?」