カフェにいた人だ・・・ホストだったの?



そう思った時、その青年と目が合った。



花音の心臓がトクンと音をたてた。



青年が優雅な所作で立ち上がるとこちらへ向かってきた。



その間、2人は目をそらせなかった。



花音達のテーブルで彼は足を止めた。



レイジと話をしていた里衣子もポカンと彼を見た。



「カイトさん、初めてのお客様です 里衣子さんに花音さんです」



レイジが立ち上がると身振りも入れて紹介をした。