「さあ、入って」 玄関の鍵を開けたカイトは先に入るように促した。 「お、おじゃまします」 緊張した面持ちで中へ入った。 リビングへと続く「すりガラス」の入ったドアにブルーの色がチカチカ光っているのが目に入った。 「?」 恐る恐るドアを開ける。 目に飛び込んできたブルー系のクリスマスツリー。 「すごーいっ!きれ~い」 美しいクリスマスツリーに花音は駆け寄った。 花音よりも少し背の低いツリーだがリボンと丸くキラキラひかるボールで統一されている洗練されたツリー。