「でも・・・カイトさんって言ったかしら?彼に会わなくて良いの?」


はるかが聞くと花音の顔は火が出るように熱く赤くなった。



「は、はるかさんっ!」



「とっても素敵な人だったわね 花音ちゃんの事、とても心配していたし」


はるかがそう言うと母が目を輝かせた。



「はるかちゃん、その方を見たの?」



「ええ、稀に見るイケメンでしたよ 花音ちゃんってメンクイなのね?」



フフッと笑うはるかにますます花音の顔が熱くなる。



――それに・・・妬けちゃうくらい心配していたわね。


「まあ、ママも一度会ってみたいわ」



はるかにのせられて見てみたいという始末。