――どこかでインターホンが鳴っている・・・・。やめてよ・・・頭ががんがんする・・。



花音は音を聞こえなくする為に頭に布団をかぶった。



今度はドアを叩く音がする。



――もうっ・・・やめて・・・



無視していたがそれでもずっとインターホンは鳴り続け、ドアは叩かれて花音は仕方なくベッドから出た。



静電気で纏わり付くのは黒いドレスだった。



――あれ・・・?どうしてベッドに・・・?


自分の姿を見て考える。



――そうだ・・・はるかさんと健さんが送ってくれて・・・そしたら・・カイトさん・・・!!そうだ!カイトさんに会っちゃったんだ!



ふらつく足で壁に手を置きながらモニターに行く。