オレンジ色

「あはっ!
それでこそ秋だねぇ。」
私はこの事があったから由佳との友情を確かめられたと思う。
「私…絶対に諦めないから!夏樹を振り向かせて見せるよっ。」
「秋なら出来るって!」

あれ?
百合とまきだ…。

「秋〜!」
私の事呼んでるし。

「由佳…ちょっと行って来るから。」
「あ、うん。」

私は百合達の所へ行った。
「どうしたの?」
何か嫌な雰囲気…。
「ねー秋。何で最近うちの事避けてんの?」
いきなりこれかよ。
「別に避けてないんだけど。」
「はっ 今日もうちの事置いて先に学校行ったくせに?」
百合完全にキレてる…。
どうでもいいけど。
「…急いでたから。」
「なんなんこいつ、まじで調子乗ってるしっ。
うざ!」
まきまで酷いでしょ。
調子乗ってるは…。
「調子乗ってるつもりはないけど!」
ちょっとは言い返せたかな?
「まきも言い過ぎだけど、秋…最近さぁ〜 うざいよ。」
こんなの黙っていられないよ。
「百合達に関係ないし!
私の事に口挟まないでくれる?」
言っちゃた…。
百合達が黙ってるとは思えないしめんどくさっ。
「はーあ!お前喧嘩売ってんの?」
やっぱりね、百合が言って来たよ。
「お前らんが喧嘩売ってんだろ?不良ぶりやがって!全然怖くねぇんだよっ。
きもいんだよ…ブスっ!」
バンッ。
由佳…。
百合達グーで殴った。

「…いた!覚えとけよ。このくそ女っ。」