オレンジ色

はぁ…。
こんな雨の日に一人って寂しいな。
もうなれたけど…
コンビニにでも行こうかな…。

*コンビニ*

「…何にしようかな。」
本気で悩むな〜。
ってあれ?
着信が入ってる。
…夏樹?
どうしたんだろ…。

プルルル……

「はい、」
やっと出たよ。
「夏樹?秋だよ!もしかして私の電話番号、登録してないでしょっ。電話はしてくるくせに…。」
私ったらコンビニん中で怒鳴ってるぅ!
「…あぁ…。秋かー!ごめんってっ。」
もぅ悪気なさそう。
「で?何の用かな…。」
「…うんと、その、」
ちょっと、どうしたんだろう…。
「どうしたの?」
「お、俺…。由佳が好きなんだ…」
えっ…。
今なんて。
嘘だよね!
何で、何で、由佳なの?
今の私には…

こんな身勝手な事しか

頭に出て来なかった。

“どうして私じゃないの?”