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五年前☆

「秋〜。うちっ、秋と一緒にいたらおちすく〜!」
「うんっ!私もぉ。百合といたら楽しい。」
いつも私達は一緒だった。
私は百合だけで友達はいらないと思っていた。
友達が作れなかっただけなもしれないけど、私は百合さえいればいいと…。
私は百合がいなかったらいつも一人だった。
話し掛けられても拒絶した。
人間が怖かった。

七年前☆

「百合〜!明日、私のお誕生日っ。」
「秋っ!知ってるよー。」
「だよね。私達、親友だもんね!」
「うんっ!」
私はこの頃の百合が大好きだった。
親友だったから。
今でも私は思っている、百合はどう思ってるのか知らないけど。