午前の授業が終わって、
今はもう昼休み。



俺は親友の守本翔に
波川のことについて
相談してた。




「波川? あぁ、あの
 タイプは鈍感だから、
 告白以外、気付いて
 もらえないと思うよ?」



翔は人間の分析が早いのか、
自信をもって言った。




「告白って・・・・
 出来るわけ
 ないじゃん!!?」




そんな、恋愛に不器用な
俺が、"告白"なんて・・・

できるわけナイっっ!!!!




「でも、好きなら告白以外
 ありえないっしょ?」




翔は机の上に綺麗な自分の
指をのせて、俺に言う。




「でも・・・・
 絶対フラれるって!!」




「いや、波川、お前の
 笑顔見たとき、お前に
 見惚れてた。」





アイツが、俺の笑顔に
見惚れてた?!




「俺は、もう少し仲良く
 なってから、
 告白するのを・・・・
 
 おすすめします。」