プリントがきた。



(フッフッフッフ~!!
 小沢幸哉、っと!!!)


幸哉は誰を書くんだろ?



「はい!!回収~!!!」



俺は窓側の一番後ろの席。



(チェッ、一番後ろって
 めんどいな~・・・)



一番後ろの人が紙を回収
しなきゃ、いけない。



「川上、早く出せよ。」



「・・・あ!!ごめん!」


川上がなぜか右斜め前を
見つめて、ぼーっと、
していた。


俺は川上の視線をたどる。


(ゆ、幸哉!!?)


川上の視線は幸哉に向いて
いた。


「・・・川上、どうした?」


「えっ!?いや、なんでも 
 ないけど・・・・」


川上が自分の椅子をさする。



 やっぱり。


川上は、間違いなく・・・

幸哉のことが好きだ!!!



へぇ~。

でも、意外!!!!


川上の性格からして、
幸哉はちょっとキツイ
んじゃ・・・?


だって、幸哉・・・・

川上みたいなタイプ、

キョーミなさそうだし。


てか、川上、存在感ないし、
幸哉はあんましどうでも
いい的なカンジだし!!