「春輝!!
違うの・・・・!!!!」



双葉が顔をあげる。


「あたしが宮元に
変なこと言っちゃったから」


双葉がどう見ても宮元を
かばっている。


「はぁ?お前がアイツに
変なこと言って、
何でお前が泣くんだよ?」



おかしいだろ・・・

どう見たってさ。





「いいからっ・・・

先輩は、気にしないで」





双葉のその言葉が

何故か俺を傷つけた。





名前で呼ばれなかったのも
あるけど、

双葉と宮元だけの秘密が
あるのに、傷ついた。




「あ、そ。

お前ら、そういう
関係だったのか。」



俺はそう言って、
生徒会室を後にした。




「ちょっ?!春輝!!?」

乃望瑠が呼び止める。


「先輩!!?春輝!!!!」



ごめん、双葉。

今はほっといてくれ。