先輩の言葉が嬉しかった。


あたしのことを考えてくれる。





「・・・うん!!

 そう、言ってみる!!!!
 

 ありがとう。春輝!!!!」




あたしがそう言うと、
春輝は笑ってくれた。





先輩の笑顔を見るのが好き。





こっちまで、元気出ちゃう!!





「あっ、宮元!!!!
 お前、どこまで探しに
 行ってたんだよ!!!!」




あたしたちのいる、倉庫の
前でさっきの声が聞こえた。





「すみません。
 ここの、ダンボールの中に
 ボールが入っちゃって・・・」




 よかった。




宮元、倉庫に入ってすぐの
ところで止まってくれて。






あたしはそのとき、安心した。

"そのとき"は・・・。